日本企業に勤務している人が海外赴任となって働く際、一番気になる所がお金だと思います。誰でも行ける訳ではありませんが、自分が行く可能性のある場合、参考になればと思います。
目次
海外赴任 給料の実情
自分のスペックは以下の通りです。この場合、いくら程度貰えるのでしょうか。
年齢 | 20代 |
家族 | 独身 |
海外赴任歴 | 2年目 |
目的 | 現地会社立ち上げ |
勤務 | メーカー系の会社 |
赴任先 | ヨーロッパ |
物価 | 生活必需品は日本に比べ低い |
能力 | 英語は話せない |
海外赴任の総支給額は国内勤務と比較し約1.5倍~1.8倍
ざっくり言うとこれぐらいです。日本の1.5倍から1.8倍も貰えるのと思った人もいれば、なんだ2倍は無いんだと思った人もいると思います。
どうしてこのような金額になるのでしょうか。実際の給料の内訳となんで1.5倍から1.8倍と開きがあるのか下記で説明していきます。
支給の内訳
会社から支給される給料は大きく分けて3つに分かれます。
国内給与・・・今まで使用していた国内給与口座に振り込まれる日本円
海外給与・・・現地口座に振り込まれる外貨
ボーナス・・・日本と同様で国内給与口座に振り込まれる日本円
国内給与とボーナスは説明不要だと思います。今まで同様に日本国内で受け取る給与です。
新しく増える海外給与は、赴任後に現地で開設した口座に振り込まれる外貨です。これを使って現地で生活していくことになると思います。自分の場合だとユーロになります。
国内給与と海外給与の2つを足したものが一か月に一回振り込まれます。
税金の取り扱い
海外でも税金は勿論あります。しかし、自分では払うことはありません。会社が払ってくれるからです。
なぜかというと、日本の場合、給与に対して約20%の税金が掛かります。これは基本的にみんな一緒です。
しかし、海外の場合、20%だとは限りません。20%以下の場合もあれば、20%以上の場合もあります。これだと、日本と比べ高い所に行った人は損になります。低い場合、海外赴任先によって不公平感がでます。その為、会社が現地の税金は負担してくれます。
だったら税金払わなくてラッキーとなりますが、自分たちの場合はそうはなりません。ボーナスから国内給与に掛かる税金が引かれます。半年分の給与とボーナスに掛かる税金です。その為、ボーナスは日本に居た頃と比べ低くなっています。
ハードシップ手当
ハードシップ手当とは、赴任先の環境によって増減する手当です。
簡単に言うと赴任先の環境や立地が悪ければ悪い程あがります。環境は変えれない分、お金で我慢してくださいという意味です。
残業代は一定
残業代はみなし残業となります。どれだけ働いても、働かなくても一緒です。
その他の雑費
家賃
家賃は会社持ちです。実家暮らしの人は変わらないですが、一人暮らしをしていた人からすると有難いと思います。
生活必需品
これは赴任先の物価によって左右されると思います。赴任先が発展途上国であれば安くなります。しかも基本的に田舎に行けば行くほど物価は低くなります。同じ国でも首都圏と地方比べれば地方の方が安いです。
一応、赴任先の物価を考慮して海外給与の貰える金額が増えるようになっています。物価が高いとこに来たから、節約しないとお金が足らないにはなりません。
海外の給与事情
どうでしょうか。給与自体は日本国内と比べ貰える金額は確実に増えます。お金が全てではありませんが、海外赴任によって大きく変わる所ですので、声が掛かっている人がいれば考えてみるもの良いかもしれません。