海外勤務は日本と比べてどのような違いがあるか、日本→海外→日本の順番で働いた僕の感想を書いていきます。
目次
海外勤務の働き方
勤務時間に対する考え方
勤務時間については日本と異なります。
僕が赴任している所では、15時過ぎに退社する人が半分程度います。そして16時には殆どの人が退社しています。残業も基本的にはしません。
海外良いなと思うかもしれませんが、日本の勤務開始時間より早めに出社しています。勤務自体の合計時間は一緒です。
では、なぜわざわざ早く出社しているのか。
それは、勤務終了後の自由な時間を増やし自分の為に使うためです。日本の場合、定時で終わったとしても17時以降になります。その場合、家に帰るのが18時とかになるので、そこから買い物や夕食の準備をしていては一日があっという間に終わります。
それと比較し15時過ぎに終わった場合、17時以降と比べ約2時間のゆとりがあります。この差は一緒に働いて大きいなと実感しました。運動したり友達と遊んだりする時間が毎日あるわけです。
年休は全部消化が基本
ヨーロッパは基本的に有給取得率は高い傾向にあります。僕の赴任先でも取得率は非常に高いです。理由は下記の通りです。
- 年休が取れない仕事環境の場合、会社が罰せられる
- 長期で夏休みを取る風土(バカンス)
- 年休を取れるように人事の配分している
このような理由から年休は全部消化します。年休をいつでも取得出来るようにしないと会社が罰せられるのは驚きました。日本の場合、最低年休取得数が5日と現地人に説明すると大変驚かれます。
因みに、今年はコロナの影響でどこかに旅行に行くのは難しいみたいですが、夏休み自体は全員取ります。予定を聞くと国内の移動はそこまで制限されていないので、国内で旅行するしたり家族とゆっくり過ごしたりするのが大半のようです。
仕事の配分が明確になっている
日本は誰かが休んだ場合、他の人がフォローすることになります。その為、あの人に迷惑が掛かってしまうと思ったり、誰かに自分の仕事を頼みずらかったり取るまでに少しハードルがあります。
それが、海外では休んだ人の仕事は基本的に誰もしません。その人の仕事だからです。何か問題が合ってもよっぽどの大きい問題でも無い限り、休み明けに対応することになります。
その為、休む際も誰かに気を使う必要がありません。自分が休めるように仕事を終わらしさえすれば休めます。
仕事に対する考え方
日本人は良く働くと現地の人に言われます。残業したり他の人の仕事までフォローしたりして、必要以上に仕事を抱えているからです。置いといたら後から大変になるから、さっさと終らせないとなど色々考えてしまいます。
海外の場合、仕事する理由はあくまで自分達の生活の為に仕事をする。その上で自分に与えられた仕事を行う。そして給料を貰う。非常に分かりやすいです。なので、働き方や年休の取得率も日本と大きく違うんだと思います。
個人的にこの考え方は非常に好きです。今後は日本も見習わないといけないです。